顔に大きなホクロがある方はいないでしょうか。
小さいホクロであれば炭酸ガスレーザーで削ることもできますが、一定以上のホクロは切除+縫合をすすめています。
ただし、かなり大きなホクロの場合は単純な切除縫合よりも、切除後に局所皮弁という方法を取った方が仕上がりが良いことがあります。
局所皮弁による切除はトータルの傷の長さは増えますが、いろいろな方向に傷が分散するため最終的には目立ちにくくなります。
しかし、しばらくは傷の赤みなどもありそれなりに目立つため、私はいつも半年は時間をくださいとお伝えしています。
以下に当院で切除した方の写真を載せます。
術前写真
数十年前から左目の横に大きなホクロあり
切除後1週間 抜糸直後
傷の赤みが目立つ
術後1カ月
赤みは徐々に軽減するも、傷の盛り上がりと硬さが目立つ
術後3カ月
赤みはさらに軽減
傷もソフトになり、隆起も軽減傾向
術後半年
傷は目立たずソフト
隆起もなし
眼瞼の引き連れもなし
ご覧いただいたように、術後数カ月は傷跡が目立ちます。
しかし半年が経過すればかなり目立たなくなることがわかると思います。
当院では形成外科専門医が顔面皮膚腫瘍の切除を行っております。
もちろん切除+局所皮弁などは保険での治療となりますので、お気軽にご相談ください。
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